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『国民抗戦必携』と一億総特攻

 暑い夏がやって来ました。

 昨年、『軍は住民を守らない』 でも書いたように、「民間人であろうとも日本人なら戦え」 という 『一億総特攻』 が、単なる精神論を超えるところの、日本軍の 「作戦」 でした。

 日本軍は、世界史のなかでも例を見ない 「外道の極み」 を、作戦として行おうとしました。

 なお、「日本軍の作戦はどれも、7割は精神論で出来上がっていた」 というのも、わたしの独見ではありません。

 「精神で戦うのだ」 と陸軍が国会答弁し、作戦担当の大本営陸軍部作戦部長・宮崎周一中将は、戦後になって、「頼むは 『石に立つ矢』 の念力のみ。」 であったと回想しているのです。
 竹槍をもって 念力のみで戦うつもりだった と語っているわけです。
 なにより、日米開戦そのものが、「神話」 頼みであって、福島原発の安全性と同じく、信じる者すら救われない 「神話」 のみが根拠であったのです。

 さらに、先日、『国民抗戦必携』 が、米国立公文書館で発見されました。
 『国民抗戦必携』 は、本土決戦に備えて大本営陸軍部が、一般市民の戦闘動員のために1945年4月に発刊し、内務省を通じて各地の国民義勇隊に配布されたものの、没収・焼却処分され、日本には残っていませんでした。

 『国民抗戦必携』 は、冒頭に、戦闘動員 (「義勇兵役法」) される一般市民である、15から60歳までの男子および、17から40歳までの女子に対して、「各人各々其の郷土を守り、挺身斬込に依って敵を殺傷し軍の作戦に協力せねばならぬ」 とうたっています。
 「挺身斬込」 とは、まさに 「特攻」 のことを指しています。

 そして、その 「挺身斬込」 の方法を 図解入りで説明しています。
 具体的には、竹槍でひと突きすることから、カマや出刃包丁、ナタなどを使った奇襲や 至近距離から戦車に体当たりする肉弾作戦などで、テロ攻撃をせよというのです。

 また、『国民抗戦必携』 発刊以前にもすでに、サイパンやテニアンなど南洋群島での玉砕のほか、沖縄戦でも、「郷土防衛」 を合言葉に動員された一般住民や13才からの学徒による 「挺身斬込」 つまり 「特攻」 が実行され、住民の犠牲を増やしていたのでした (「教育」 の影響に寄るところ多しといえど 自発的なものではあったとされる)。

 もう一度繰り返しておきます。
 一般市民も最後の一人まで 「挺身斬込」 せよという、『一億玉粋』、『一億総特攻』 は、民間人を戦闘から隔離し保護することを 定めた戦時国際法違反もさることながら、まったくもって 「外道の極み」 です。
 「武士道」 の国・日本を、テロ国家に貶めた、我が国有史以来の最大の恥辱、汚点です。

 考えてみれば、「念ずれば、竹槍でもB29を撃墜できる」 とまで信じてしまうというのも恐ろしいことです。
 もちろん軍部が命令したとたんに信じ込んでしまった などということはあり得ないことで、永きに渡っての 「教育」の影響力、「報道」の影響力といったものを 無視するわけにはいかないのです。
 「教育」 や「報道」 によって、軍部の命令が心の奥底まで染み渡っていく下地が 出来上がっていたのです。

 もし仮に、今後、日本国憲法を改正し 軍隊の存在を明記しようという気運が高まったとしても、再び 「武士道」 の国・日本を辱めることのないように 配慮しなければなりません。
 歴史の総括と反省とによって きちんと区切りをつけた上で、「教育」 や「報道」 のあり方を含めて、ひいては、それらの影響を受けて一方向に流れやすい国民性を含めて、幅広い見地からの議論がなされる必要があります。
 軍隊のあり方のみを決めれば それでよしというものではないのです。

 そして、今回の福島原発事故で、この国には 国民のための政治、行政が存在しないことを 誰もが身に染みたことでしょう。
 また、政治の弱い国のままで 軍隊に正統性の根拠を与えれば、行き着く先はいつか来た道となります。
 (福島原発事故での情報隠蔽、情報統制 ※ を見るにつけ、「報道」 もまた同じことを繰り返しそうですね。)

 なお、アメリカの原爆攻撃、都市空襲なども 国際法違反であることを 同時に確認しておきたい。

※ 日本人が好きな、「専門家」 といわれる人達も同様です。
 福島原発事故で最初の水素爆発があった時点で、東大の御用学者も含めて研究者の大半は、何が起きているかに気付いていたはず。
 今になって 「現場を確認できないのだから 推測でしかなかった。 推測でものを言うのは 無責任だから言わなかった。」 と言い訳をしている。
 それなら、「安全の確認」 もとれていないのに、「安全だ」 と言い続ける方が ずっと無責任だと思う。
 しかも、安全じゃないと確認されたら、今度は 「想定外でした。」、「直ちに影響はない。」 って。

 あの時点で既に、海外メディアには、何が起きているか(の可能性) を伝えるものがあった。
 しかし、日本メディアの「報道」 は、「安全」 という大本営発表の連呼だった (アメリカのメディアはヒステリックだ とまで言い放った)。
 さらに、御用学者だけでなく、一般の人のブログまでが、なんの根拠もなく 「安全」 と書くのが大流行した。
 きっとコピペ拡散し続けた人達は、パニックを避けようという純粋な正義感、けれども単純すぎた思考だったのだろう。
 わたしは、「無責任なコピペの拡散は避けるべき」 と書くのが精一杯だった。

 今になって 国民は知った。
 「原発が危険か安全か」 というのは、機械・設備等の性能のみならず、原発を取り巻く社会や政治といった要素が 深く関与していることを。
 東京電力など巨大組織が 日本を支配していることにも気付いただろう。 政府をないがしろにするほどの 大きな力を持っていることに。
 ときに 巨大組織は、日本人による組織でないことだってある。

 日本は平和だ、安全だというけれど、日本には、日本国民の生命よりも大切にされているものが たくさんある。

 「日本国で最も大切なものは、日本国民である」 ということが確認されるまで 憲法9条改正はできない。

 また、「大津波は、天罰だ」 とか 「福島原発事故は、神の仕業」 として東電の責任を否定するようなレベルの政治家が 中枢にいる現状に於いては、「神話」 にすがった 「外道の極み」 は きっと繰り返される。

・・・それでもやっぱり。 世襲代議士に向かって 「AKB48総選挙の結果をどう思うか」 と真剣にインタビューするニュース番組のある日本は、平和なんだろうな。
 「報道」 も いつか来た道。
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 Comment to this entry 
★ From Makani

>メールのMさん
ALOHA 
情報を補足いただきありがとうございます。
メール返信しませんのでこちらで返事をさせてください。

水素爆発があった時、
フランスは、関空にジャンボを派遣して自国民を避難させてました。
日本の政治家や官僚に、この決断ができるでしょうかね。
「優秀な官僚」も「神話」ですよ。

トリシェコードじゃないですけど、野田マジックで、
野田財相が何か言うと、余計に円高が進みますからね。

そして、とうとう日銀介入がありました。
金融緩和策とセットなので1週間位は効果ありでしょうか。

2011.08.04.Thu / 20:50 / [ 訂正 ] / PAGE TOP△
★ From Makani

>メールの方
ありがとうございます。
メール返信できないので、こちらで返事をさせてください。

すみません。テロとゲリラ、その他の区別の理解が
あいまいなまま使っています。

ただ、沖縄戦において日本軍は、兵士に住民の服を着て
民間人を装ったゲリラ攻撃を命令しています。
(文書が米軍に捕獲されています。
     『西原地区における戦闘実施要領』)

こうした正規の兵士によるゲリラ攻撃と区別するために、
民間人の「挺身斬込」は、テロと表現しました。

この場合には、どういう用語が適切なんでしょうか。

2011.08.18.Thu / 21:06 / [ 訂正 ] / PAGE TOP△
★ From -

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2011.12.04.Sun / 11:41 / [ 訂正 ] / PAGE TOP△
★ From Makani

>ないしょさん
ありがとうございます。
気付くのに遅れました。すみません。

神風特攻隊は民間人を攻撃対象としなかった。
とのことですが、
それは、攻撃可能なエリアにアメリカの民間人が
いなかっただけに過ぎません。

自国民をことごとく特攻させようという国家が
敵国の民間人は保護するなどありえましょうか。

攻撃可能なエリアにアメリカの民間人が多数いたならば
戦意喪失させるなどを掲げて自爆攻撃していたことでしょう。
むしろ、反撃の少ない民間人をメインにしていたかも知れません。

もう一度言いますが、
自国民を1人残らず特攻させようという国家でしたから。
そして、
兵ではない民間人を戦わせるのは「戦争」ではありません。

神風特攻隊の名誉には、幸いなことでした。

2011.12.06.Tue / 21:04 / [ 訂正 ] / PAGE TOP△
★ From 匿名

まずテロという表現を改めていただきたい。
正規軍の兵士はたとえ航空機で敵拠点に突っ込んだとしてもテロではない。
基本的に戦闘をお行うのは簡略化されていたとはいえ兵士である。
犯罪者が行うテロと軍人の攻撃を混同しないで欲しい。

2012.07.20.Fri / 21:51 / [ 訂正 ] / PAGE TOP△
★ From Makani

>NoNAMEさん
もともとは、
「テロ」は、『一億総特攻』のもと一般住民による「挺身斬込」を表現したものです。

しかし、
一般市民も戦闘に動員され、日本国がしていたのは、国際法的にみても「戦争」ではありません。
国家がしていたのは、テロ行為です。

さらに、
形ばかりの義勇兵役法等によって少年兵まで動員し、一般市民と軍人の区別も失せ、もはや正規軍などというものは存在していなかったとの認識です。
国家が軍と民の垣根を壊した。
国家が兵士をただの「肉弾」にした。

なお、航空特攻隊員をはじめ英霊の名誉を毀損する意図はありません。
航空特攻隊員の名誉を、国家の栄誉にすり替えるような論立ては、ご遠慮ください。

2012.07.22.Sun / 20:05 / [ 訂正 ] / PAGE TOP△
★ From 通りすがり

初めまして。通りすがりの者です。

まずあなたの文章を見て気が悪くなりました。
日本軍を外道外道といいますが米国については何も言及していませんね。

米軍は戦時中、日本軍の生産を潰すと言う名目で膨大な数の民間人をも標的とした空爆をかなりやりました。
帝国軍人と言えど人間です。
自分の身内など大切な人が殺された時は勿論憎しみも相当にあったはずです。
それはどんな手を使ってでも敵を討つ。
その考えに至ったのではないかと思います。

貴方は大切な人を殺された事がありますか?
私達はその世代に生きていた訳ではないので真意はわかりませんが、人間である以上憎しみに支配されることもあるでしょう。
その負の感情の集合体が選び出した答が

手段を問わない戦争

だったのかもしれません。

そして貴方が1番推していた外道の極みについてですが、武士道に恥じると言いますが、武士道だからこその一億総特攻だと思いますよ。

武士は敵に捕まった時などあえて自ら死を選びました。
それは日本人としての尊厳と誇りを最後まで守り通す為の行為でした。

だから民間人をも巻き込んだとしてもそれは、それこそが武士道であり大和魂だと思います。

それを否定する事は貴方自信が日本を恥じていると言うことです。
そんな事では先の大戦で命を懸けて国を、友を、家族を、魂を護って戦った方々への冒涜です。

命は確かに大切です。
何よりも重いのは確かな事です。

ですが私は日本人として誇りを持ってその外道は外道な事ではないと言います。
私は魂を護る為には命を懸けるだけの価値があると思います。
決して命を粗末にするつもりではありません。

己の魂を曲げてまで醜く生き延びる事は考えられない。
そんか事をしたら私は一生私を絶対に許せないです。

長くなりましたがこれが私の考えです。

2012.08.27.Mon / 23:29 / [ 訂正 ] / PAGE TOP△
★ From Makani

>通りすがりさん
ありがとうございます。

わたしは、立派に戦われた将兵個々人が
武士道にもとるとは思っておりません。
そして、感謝しています。

しかし、
将兵個々人の名誉を、軍部の栄誉にすり替えるような
論立ては、受け入れられません。

帝国軍部をもって外道と評することに
何の躊躇もありません。
さらには
彼らは、醜く生き延びませんでしたか。

そして、「名誉の」肉弾となることすらも叶わず
餓死していったしゃれこうべが
どれほどの数 遠い地で野ざらしになっているか。

日本を恥じています。

2012.08.28.Tue / 20:19 / [ 訂正 ] / PAGE TOP△
★ From 通りすがりさんに向けて

失礼します。

憎しみを晴らさんがための一億総特攻の
どこが「武士道だからこそ」か。
イスラム過激派と同じやないか

一億総特攻なぞ特権階級の私利私欲の方便
どこに日本人としての尊厳と誇りがあるか

2012.08.29.Wed / 13:39 / [ 訂正 ] / PAGE TOP△
★ From Makani

>通りすがりさんに向けてさん
ありがとうございます。


皆さんへ
この件はまた書いてみたいと思いますので
今回はこれくらいにてお願いします。

2012.08.29.Wed / 20:36 / [ 訂正 ] / PAGE TOP△
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